房づくり、フルメット処理、アグレプトの散布をしました

房づくり後のぶどう

 

大粒ぶどうの花が咲き始めたので房づくりをはじめました。品種によって差はありますが概ね3cm~4cm程度に花穂を切り詰めます。房づくりをしないでそのままぶどうをならせると糖度が低く粒の小さいぶどうになってしまうので大事な作業です。

黄玉(ジャスミン)の房づくりをしていると花(受粉して実になります)がぽろぽろと落ちてきてしまいます。いろいろな原因が考えられますが若木で樹勢が強いからでしょう。

このままだと花がほとんど落ちて商品にならないのでフルメットの浸漬処理を行います。ジベレリンでも同様の効果がありますが早漬けにより穂軸が湾曲したり、伸びすぎたりするのでフルメットの方がよいかと思われます。

アグレプトの散布は種なしぶどうを作るのに必須の作業です。ジベレリン処理だけだとどうしても種が抜けきらないのでジベレリン処理と併用しておこないます。アグレプトはストレプトマイシンという抗生物質なので安心して使用でき、満開予定日の14日前~開花はじめまでに散布または浸清処理します。

 

房づくり、フルメット処理、アグレプトの散布をしました” への2件のフィードバック

  1. 二回ジベ処理をして、一回目にフルメットを加用しましたが粒は思った程大きくならなくて脱粒が、多い原因はわかりますか?

    1. 粒の肥大に関しては、樹勢、天候、管理の仕方等の要素が複雑に絡んでくるので、何とも言えませんが、1回目のフルメットの効果は着粒安定なのでそれで落雷・花ぶるいしたのであれば、何らかの理由でジベレリン処理が利かなかったのではないでしょうか

      また、粒の肥大目的の場合は2回目のジベレリン処理時にフルメットを加えるのが一般的です

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