ぶどうの粗皮はぎ終了しました。
病害虫の防除というと普通の人は農薬散布を思い浮かべるでしょうが、実は農薬散布以外にも様々な方法があります。
簡単に説明すると、巻きひげ除去や今回の粗皮はぎなどの耕種的防除、雨除け栽培や袋かけなどの物理的防除、天敵を利用する生物的防除、など様々な防除方法があるのです。
高品質ぶどうを生産するためには病害虫防除が極めて大事ですが、化学合成農薬だけに頼らず他の防除方法を合わせてしっかり行うことで減農薬で高品質なぶどうを生産することが可能となるのです。
当園では様々な防除方法をしっかり実践することで減農薬による高品質ぶどう作りに取り組んでおります。
さて、今回の粗皮はぎですが、粗皮やその隙間は各種病害虫の越冬場所となっており、粗皮を除去することにより病害虫の発生源を減らすことができます。
結構手間のかかる仕事ですがしっかり取り組みました。
剪定の記事には書きませんでしたが、耕種的防除である花梗の切り残しや巻きひげ除去もしっかり行ってます。