ぶどう品種紹介9回目はニューヨークマスカットです。
マスカットという名がついていますが、緑色ではなく黒いぶどうです。
名前の由来ははっきりとはわかりませんが、片親のマスカットハンブルクのマスカットの名を継承したのかもしれません。
通常、この品種は当園のバッファロー(ぶどう品種紹介1)のような小粒(3~5g)で山ぶどう的な外観で、種有りぶどうとしてつくられ、販売される事が多いのですが、当園では種なしで巨峰程度の大きさの粒の大粒ぶどうとして販売しています。
大粒化することで糖度は若干低くなってますが、非常に深くて濃い味わいがあり、美味しいぶどうで、当園でも人気の品種の一つとなっております。
ニューヨークマスカットはオンタリオ×マスカットハンブルクの交配で、ニューヨーク農試で作出されました。
粒の大きさは10g前後で糖度は17~20度、マスカットハンブルクにやや似た香りを持っています。
肉質は大粒化したことにより堅くなり、中間~やや堅めで多汁でジューシーです。
当園での販売は8月中旬からとなっております。
◇2015年糖度18度のニューヨークマスカット
◇2016年糖度17度のニューヨークマスカット
“ぶどう品種紹介9 ニューヨークマスカット” への8件のフィードバック
ニューヨークマスカットの苗木を販売していませんか。山梨県甲府の植原葡萄研究所では育苗休止中で購入できません。この苗木の販売先を探しています。ご返事をお待ちします。
申し訳ございません。当園では苗木の販売はしておりません。